DVとは、「ドメスティック・バイオレンス」の略で、一般的には「配偶者や恋人など親密な関係にある、又はあった者から振るわれる暴力」という意味で使用されます。

DV是“domestic violence”的缩略语,一般指“遭受配偶、恋人等拥有亲密关系的对象,或是曾有过亲密关系的对象暴力相向。”

DVは、被害者の多くが女性であることから女性の人権を著しく侵害する社会的な問題であり、また男女間の固定的役割分担意識、経済力の格差、男尊女卑意識の残存など、我が国の男女が置かれている状況等に根ざした構造的問題でもあるため、克服すべき課題の一つです。

家庭暴力的受害者(不仅限于女性,但)大多为女性,是侵害女性人权的社会问题,同时也是扎根于固化的男女社会责任分担观念、经济实力的格差、男尊女卑观念的残存等情况中的社会结构问题,是我们必须克服的一大课题。

また、殴る、蹴るなどの身体に対するものだけが暴力ではありません。暴力には様々な形があります。

另外,并不是拳打脚踢这样对身体的伤害才构成暴力。暴力的形式是多种多样的。

精神暴力(无视、辱骂、威胁等)、社会关系暴力(监视、限制与他人交流)、性暴力、经济暴力等都属于家庭暴力的范畴。

DVには一定のサイクルがあります。蓄積期、爆発期、安定期(ハネムーン期)の三つの構成期間を循環していきます。それぞれの期間の長さは個人差がありますが、殆どが循環も徐々に早くなりエスカレートしていくようになります。

家庭暴力有一定的循环周期。积蓄期(因为细小的事情不断积攒压力)、爆发期(突破忍耐极限,突然暴力相向)、安定期(用暴力释放压力后,精神趋于安定,突然变得温柔并不断道歉、自我检讨)三部分构成循环。每个周期的时长因人而异,但这个循环会越来越快,暴力程度也会逐渐加强。

日本专家总结了家庭暴力施暴者的四大共性:

1.結婚を急ぐ|突然结婚

相识相恋的过程中表现得非常温柔,嫉妒心也很强。相识不久,突然结婚,婚后态度就有所变化。

2.暴力を否定|不承认施暴

没有犯罪意识,认为使对方受伤程度的行为也只是“夫妻/情侣间的小打小闹”。

3.責任の転嫁|推卸责任

“我只是喝醉了”“是TA逼我的”以此推卸责任。主张“和这种人结婚的我才倒了霉”,获取周围人的认同。

4.外面の良さとのギャップ|“是个好人”的反差

家庭暴力施暴者的外界评价大多不坏,周围人甚至会觉得“这么好的人,怎么可能”而不相信被害者。

どんな理由があろうと、暴力を振るうことは許されません。

不管有什么理由,施暴是不能被原谅的。

「DVなんて、一部の家庭に起こる特殊な問題だ」「さっさと逃げないほうも悪いだろう」。そんなふうに考えている人も、まだまだ多いように感じる。

“家庭暴力只是一部分家庭会有的特殊问题”“遇到家庭暴力,不马上逃开的人也有问题”这样想的人还有不少。

よくある誤解は次のようなものだ。「あんなりっぱな人が、そんなひどいことをするはずがない」「ささいなことを大袈裟に言っているだけ。離婚しないのは、たいしたことじゃない証拠」「殴られる側にも問題があったはず」「ひとり親はかわいそう。子どものために我慢するべき」。

还有很多人会有如下误解“这么出色的人,是不会做出像家庭暴力这种事的”“不过是把很小的事情夸大成了家庭暴力。不选择离婚就是最好的证据。”“被打的人也有问题”“单亲家庭的孩子很可怜。为了孩子忍一忍吧”。

こうした世間の偏見が被害者を苦しめ、被害を潜在化させているのだ。

像这样世人的偏见也会让被害者感到痛苦,选择不将家庭暴力公之于众。

2014年の内閣府の調査でも、何らかの被害を受けた女性のうち、「相手と別れた」のはわずか10.8%。「別れたいと思ったが、別れなかった」が45.8%、「別れたいとは思わなかった」が36.4%となっている。

2014年日本内阁府针对受到家庭暴力侵害的女性进行过调查。其中“和施暴者分开了”的人只有10.8%,“想要分开,却没能实现”占45.8%,“没想要分开”占36.4%。

对于家庭暴力的被害者来说,不受对方影响,坚定自己的意愿,积极向周围人、警方、机构求助是很重要的。

而对于我们每个人来说,正确认识家庭暴力,不对受害者造成二次伤害也是很有必要的。

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