文化庁が21日に発表した2016年度「国語に関する世論調査」で、55%の人が流行語や新語の意味が分からずに困っていることが分かった。半数を超えたのは初めてで、文化庁は「スマートフォンが普及し、中高年が若者言葉に触れる機会が増えたためではないか」と推測している。

在文化厅9月21日发表的2016年度“有关国语的世间调查”中,有55%的人们表示不懂流行语以及新兴语言而备受困扰。这是首次有超过半数的人表达了这一烦恼。文化厅推测,“这是由于智能手机的普及,中老年人有了更多的机会接触年轻人的语言”

言葉に関して困っていることや気になっていることを尋ねたところ、55.5%の人が「流行語や新しい言葉の意味が分からないことがある」と答えた。同じ質問をした過去4回は41~42%で、直近の10年度からは13.7ポイント増えた。年代別では60代が69.7%で最も高く、40代、50代、70歳以上でも半数を超えた。最も低かったのは10代で23.7%だった。

当询问对于语言有没有觉得“困扰”或者“在意”的地方,有55.5%的人回答说:“常常不明白流行语以及新兴语言的意思。”同样的提问在过去4次调查中,有类似烦恼的人群约占41~42%,在最近的十年中,该比例上升了13.7%。以年龄段划分,60代69.7%、40代、50代、70岁以上的人群都超过了50%,占比最低的是10代的23.7%。

また「年の離れた人たちが使っている言葉の意味が分からない」と答えた人は過去4回は22~23%だったが、今回は30.8%に増えた。

并且,回答“不太懂年龄差距较大的人所使用的语言”在过去四次中占22~23%,这次增加到30.8%。

慣用句や新しい表現の理解度も調査した。

还调查了大家对惯用句和新兴语言表达的理解度。

慣用句では今回初めて「存続するか滅亡するかの重大な局面」を表す言葉について尋ねたところ、「存亡の危機」を使う人が83.0%を占め、本来の言い方の「存亡の機」を選んだ人は6.6%にとどまった。「存亡の危機」は戦後50年の村山富市首相談話や、06年の小泉純一郎首相の施政方針演説にも登場する。文化庁は「今は広く使われている。明確な誤用と言うのは難しい」としている。

惯用句方面,这次首次以描述“决定存亡的重大局面”的语言来进行调查。用“存亡的危机”这一表达方式的人占到了83.0%,而选择本来的表达“存亡之机”这一表达方式的人只占到了6.6%。“存亡的危机”这种说法是在战后50年村山富市首相的谈话、06年小泉纯一郎首相的施政方针演说中出现的。文化厅也表示“这一表达方式已经普及开了,很难将其判定为误用”。

また「ぞっとしない」を本来の意味の「面白くない」と理解している人は22.8%で、前回に質問した06年度から8.5ポイント低下した。

另外,对于“ぞっとしない”的理解正确,认为是“无趣”之意的人占22.8%,比上次在06年提问时,正确率下降了8.5%。

新しい表現では、前向きな気持ちが失われるという意味で使われている「心が折れる」は43.3%が「使う」と答えた。世代による差が大きく、最も高い20代は76.2%だった。この表現は、もともとは「気持ちを相手側に曲げる」という意味という。

新兴语言方面,有43.3%的人会使用“心が折れる”表示失去了积极向上的干劲。随年龄段不同,比例差距很大,使用率最高的为20代占76.2%。其实,“心が折れる”原本是“心情偏向对方”的意思。

一方、驚きを表現する「目が点になる」を使う人は46.4%。40代と50代が高く、7割近くに上った。文化庁によると、80年代に漫画で驚いた登場人物の目が点で描かれるようになり、こうした作品に親しんだ世代を中心に言葉としても定着したという。

另外,有46.4%的人会使用 “目が点になる”来表现惊愕。40代和50代的人使用率偏高,占7成以上。根据文化厅的解释,这是由于80年代的漫画中,为了表示登场人物的惊愕,会用将人物的眼睛描成点来表现,所以以喜爱这类作品的世代为中心,语言也扎根于此了。

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