「他人の感情や体調に左右される」

“自己的状态常被别人情绪或自己的身体状况所左右。”

「人に会ったあと、疲れてひとりになりたいと思う」

“和人见面交流后,会觉得身心俱疲只想一个人静静。”

「いつの間にか空想にふけってしまう癖がある」

“不知不觉中有了喜欢空想的癖好。”

「刺激が多いとイライラすることがある」

“受到较多外界刺激会十分焦躁。”

「理由もなく気分が良かったり、悪かったりする」

“心情无缘由地时好时坏。”

何か一つでも当てはまったでしょうか?「全部そう!」という方は、もしかしたら≪HSP≫かもしれません。HSPとは、「超敏感体質」のこと。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、なんと日本人の5人に1人がその可能性のある生物学的な特性だそうです。

来看看你是否也有一两条中招的呢?“全部中枪!”的人,可能就是“HSP”没跑了。所谓HSP是指“超敏感体质”,这可能是一个大家并不熟悉的词汇,不过日本人5人中就可能有1人符合其生物学特征。

『「敏感」にもほどがある』(高橋敦/きこ書房)は、そんなHSPに苦しみ続けた著者が、「HSPあるある」を四コマ漫画と文章で面白く紹介し、その存在を知ることによって、ひとりで悩みを抱えている全国のHSPの「心の重荷を少しでも軽くできれば」と願いを込めた一冊。

书籍《“敏感”也要有个限度》(高桥敦/きこ书房)是饱受HSP之苦的作者,将“常见的超过敏体质会有的共鸣”以四格漫画的形式、配合诙谐幽默的文章加以介绍,希望更多人知道HSP的存在,也希望对HSP独自烦恼的人们通过本书“能稍微减轻心中的负荷”。

HSPについて、もう少し詳しくご紹介しましょう。

关于HSP做一个详细的介绍吧。

HSP(超敏感体質)は人に対する感受性が強く、他人の感情をあまりにも敏感に感じ取ってしまうため、他人の負の感情を、まるで「トイレの消臭剤になった」ように、どんどん吸い込んでしまう存在。ストレスから、肩こり、慢性疲労、虚弱など、原因不明の体調不良に悩まされている方も多いそうです。そのため、会社勤めや人に会うのがつらくなり、学校や会社ですり減った神経を回復するため、ひとりの時間が不可欠なのだそう。

HSP(超敏感体质)是指对人的感受性过于强烈,过于敏感地摄取他人的情绪、感受,以至于如同厕所的除臭剂一般不停地摄取他人的负情绪。很多人因为积累了太大压力,出现了肩膀酸痛、慢性疲劳、虚弱等原因不明的身体不适而烦恼不已。因此,觉得去公司上班、与人交谈越来越艰难,为了缓解在学校或公司被削减的精神力,独处的时间变得不可或缺。

また、「感情」だけではなく、「言葉」にも敏感なのがHSPの特徴。

并且,不单单是“感情”,对“语言”的过度敏感也是HSP的特征。

例えばメールで「頭使ってね(^_^;)」という言葉に「なんかトゲがあるなぁ……」と過剰に気になり、その後も「相手がどうしてそう書いたか、あれこれ考え込んでしまう」そうだ。

比如:邮件中对“稍微动点儿脑子(^_^;)”这句话会过度解读,觉得“说话怎么带刺啊…”,之后还会烦恼“为什么对方要这么说我” ,各种钻牛角尖。

「そのくらいは分かるよね。大人だから」や、「言葉通りの意味だけど?」といった相手のトゲを感じる話し言葉には、落ち込むことも。言葉そのものよりも、相手の顔色や声音、言葉の裏にある「感情的エネルギー」が気になってしまうそうです。反対に、自分の発言やメールにも気を遣います。「相手の気分を損ねないだろうか」と心配になってしまうのだとか。

比如“不用我说这么明白吧,都是成年人了。”、“就是字面的意思,有什么问题么?”等,在对方的话语中感到绵里藏针,钻牛角尖。这是因为比起语言本身,你更是察觉到了对方的脸色、声音等语言背后富含的“情感”能量。相反,自己说话或者发邮件也会十分花费心思,时常担心“会不会坏了对方的心情”。

などなど、「他人は他人、自分は自分」と割り切ったり、「まぁ、気にしないでおこう」と気分を転換したりすることが苦手なようです。著者は幼い頃からこの感覚に悩み、そしてこの気質に振り回され、転職を繰り返し、社会に適応できない自分自身にへこむことも、しばしばあったとか。

等等情况,超敏感体质的人很难用“别人是别人、自己是自己”来划分清楚界限,也不擅长“嘛,不要太在意”这样的情绪转换。本书的作者在很小的时候就烦恼于自己的敏感体质,然后在这份敏感影响下,不停地换工作、屡次对无法适应社会的自己感到灰心丧气。

けれど、HSPは発達障害や病気ではなく、「体質」。平均的な人よりも「敏感な神経を持つ」個体で、人口の15~20%が該当するそうです。人間以外の生物にも、同じ割合で感受性の高い個体が存在するとか。

不过,HSP不是智商障碍或是精神疾病,而是“体质”的一种。在人群中 “拥有敏感体质”的个体平均占人口的15~20%。除人类之外的生物中,也以同样的比例存在着感受性高度敏感的个体。

なぜそんな「生きづらい体質をもった個体」が存在するのかというと、環境の変化や危険などにいち早く気づけるためだそうです。隠れた脅威にすぐさま反応し、集団全体が危険にさらされる前に、警鐘を鳴らせるよう「超敏感体質な個体」が一定数いるのです。その他、集団の摩擦を緩和させる「潤滑油」のような役割もあります。つまり、HSPには社会的な存在意義があるのです。

要问为什么像这样“不利于生存体质的个体”在自然选择中存活下来了呢?据说是因为他们可以较早地察觉到环境的变化、危险的信号等。他们能够对潜在的威胁立刻做出反应,在群体全部陷入危险之前敲响警钟,所以需要一定数量的“超敏感体质的个体”。其他原因有,他们还可以作为缓和集团间摩擦的“润滑油”角色。也就是说,HSP人群有着他们独特的社会存在价值。

体質のため、HSPを完全に「矯正」することはできません。けれど、自分がHSPだと自覚し、同じ悩みを持つ相手がいることを知り、「共感」することで「生きづらさ」を改善することはできます。

由于是“体质”问题,所以HSP无法完全“矫正”,不过,如果自觉自己是HSP,并且知道还有很多抱有相同烦恼的人们,大家形成一定共鸣,便可以在某种程度上改善“艰难”的生存环境。

本翻译为沪江日语原创,未经授权禁止转载。

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