6月10日の「時の記念日」に先駆け、セイコーホールディングス株式会社が「セイコー時間白書2017」を発表しました。

6月10日是“时间纪念日”,Seiko Holdings株式会社(日本著名钟表制造商)发表了“Seiko时间白皮书2017”。

現代では腕時計、掛け時計、スマートフォンについたデジタル時計と様々な方法で今の時刻を誰しも正確に知ることができますが、逆に便利だからこそ時に追われる現代人の姿が「セイコー時間白書2017」では垣間見ることができます。

现在,我们可以通过手表、挂钟、手机等数码钟表和各种方法准确知道时间,但相反,正因为便利所以被时间追着跑的现代人的身影在“Seiko时间白皮书2017”也能找到。

■オフの1時間の価値はオンの1.7倍の価値|off1个小时的价值是on1.7

1970年代の日本では「モーレツ社員」という言葉が大流行するほど「忙しく働く」ことが美徳、また価値のあるものとされていましたが、現代人の受け止め方は一転。プライベートな時間を大切にする意識がこのアンケート結果には出ています。

1970年的的日本十分流行“拼命员工”这样的词语,认为“忙碌地工作”是美德,被认为是有价值的,但现代人的观点变了样。在这份问卷结果里,重视私人时间的意识是有所体现的。

アンケートでは全国の10代から60代の男女1,200人に協力をしてもらい、「オンタイム」、「オフタイム」の1時間の価値を金額で出して貰っています。

问卷是由全国10代到60代的12000名男女协助调查,让他们给出“off time(个人休息时间)”“on time(工作时间)”1小时的价值所对应的金额。

その結果、仕事や家事・勉強をするオンタイムは3,669円/時間、プライベートなオフタイムは6,298円/時間と、オフタイムの方が1.7倍高くなっているそうです。

其结果是,工作、家务、学习的时间是3669日元/时,个人休息时间是6298日元/时,个人休息时间(和工作时间相比)有1.7倍之高。

▼自分の1時間の価値|自己1个小时的价值

全体:オン3,669円、オフ6,298円| on 3669日元、off 6298日元
男性:オン4,435円、オフ9,123円| on4435日元、off 9123日元
女性:オン2,903円、オフ3,473円| on2903日元、off 3473日元

■時間の価値観が全くことなる男女|男女的时间价值观完全不同

さらにこれを性別で見てゆくと、男性のオフタイムは9,123円とオンタイム4,435円の約2倍という値付けにまで開いており、男性にとって休みは何よりも価値のあるものと受け止められているようです。

再进一步按性别不同来看的话,男性的个人休息时间是9123日元,是工作时间的4435日元大约2倍的金额,对于男性来说,他们认为休息的时间比什么都要有价值。

対し女性のオフタイムは3,473円、オンタイムが2,903円とあまり開きがありません。男女では、時間の価値観がどうやら全くことなるようです。

相对的,女性的个人休息时间是3473日元,和工作时间的2903日元差距不是特别大。男女的时间价值感看上去真的是完全不同。

■若年層はオフ、50代以上はオンに価値を感じている|年轻人认为off有价值,50代以上的人认为on有价值

また、これを世代別で見てゆくとさらに興味深い結果があります。10代・20代では圧倒的にオフタイムが高くなっていますが、年代が高くなるとオン/オフの差が縮まり、50代で逆転し、オンタイムの価値の方が高いという結果になっています。

还有,按年龄层来看的话,也能得出让人感兴趣的结果。10代·20代压倒性认为个人休息时间价值更高。但是年龄越大,on/off的差别越小,到了50代,有所逆转,得到了on的价值更高这一结果。

▼世代別|年龄别

・10代:オン4,354円、オフ11,337円|on 4354日元、off 1137日元
・20代:オン2,912円、オフ9,479円|on 2912日元、off 9479日元
・30代:オン2,972円、オフ4,339円|on 2972日元、off 4339日元
・40代:オン3,969円、オフ6,753円|on 3969日元、off 6753日元
・50代:オン4,584円、オフ3,201円|on 4584日元、off 3201日元
・60代:オン3,222円、オフ2,680円|on 3222日元、off 2680日元

50代以上といえば、会社なら管理職にあたる世代。ニュースなどで度々、世代間の働き方にジェネレーションギャップがあるといわれていますが、この数字ではその事実を明確に裏付ける結果となっています。

说到50代以上,在公司的话应该属于管理层。新闻经常报道世代不同导致工作方法也产生了代沟,而结果中这个数字也正明确地表明了这一事实。

■1週間の内最も大切にする時間は「花金の夜」|1周内最重视的时间是“周五的夜晚”

そしてアンケートの中ではこんなことも質問しています。1週間の中で最も大切にしている時間は?

接着问卷中提出了这样的问题。1周内最重视的时间是?

結果、最も多かったのが、今や死語ともいわれる「花金」こと「花の金曜日」の夜22時。オフモードへの切り替え時間としてゆったり過ごすという人が多いようです。

结果表明最多的是,现在都不怎么用的词语“花金”,即“花样周五”的晚上22点。作为切换成off模式的时间而悠闲度过的人占大多数。

アンケートに答えた人の意見では「一週間の仕事が終わってほっとして、休みに入れる時間帯だから」(男性40代)、「週末の1人ゆっくり時間」(女性20代)などがあげられています。

回答了问卷的人的意见中还有“因为结束了一周的工作,能放下心,进入休息模式的时间带”(男性40代)、“周末的时间可以一个人好好过”(女性20代)等。

しかし2位・3位では一週間のスタートでもある月曜の朝が選ばれています。2位が月曜日5時台、3位が月曜日6時台。選んだ理由には「一週間の始まりだから」(男性20代)、「一週間の始まりがきちんとスタートすればその週は時間に追われない」(男性30代)などがあげられます。

但是,第2、3位是一周的开始,即周一的早上。第2位是周一5点左右,第3位是周一6点左右。被选的理由有“因为是一周的开始”(男性20代)、“一周的开始能够顺利展开的话,那这一周便不会觉得时间紧迫了”(男性30代)等。

■男性は週の初めが大切、女性は週末が大切|男性珍惜一周的开始,女性珍惜周末

ちなみにこれが男女別になると全くことなり、男性は1位、2位、3位全てが月曜の朝。時間は月曜6時、7時、5時の順となり、週の始まりを大切にしていることがわかります。

顺便一提关于这点按男女别来看也是完全不同的。男性的第1、2、3位都是周一早上。时间是6点、7点、5点这样的顺序,由此得知是(男性)比较珍惜一周的开始。

一方女性はというと金曜22時、土曜21時、土曜19時の順。こちらは週の終わりのゆっくりした時間を大切にしているようです。

另一方面,女性的顺序是周五的22点、周六的21点、周六的19点。看来是想在周末好好地度过,珍惜一周结束的时间。

女性はゆったりした週末タイムを、男性は気合いを入れたい月曜朝を、そして年代別では若者はプライベートタイムに価値を感じ、50代以上は仕事の時間に価値を見いだしている。男女や世代によっての生き方がこの結果には如実に現れているのではないでしょうか。会社や家庭、学校などでパートナーや上司・部下の考え方を知ることに役立つかもしれませんね。

女生认为悠闲的周末时间有价值,男性认为充满干劲的周一早晨有价值,而按年龄层来分的话,年轻人觉得私人时间有价值、50代以上的人认为工作时间有价值。男女、年龄不同生活方式不同也如实地体现在这一结果上吧。说不定这对于解公司、家庭、学校等地的伙伴、上司、下属的思考方式有所帮助吧。

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