ハイキャリアな仕事の代名詞として憧れの職業に挙げられることの多い「弁護士」ですが、この弁護士になるにはどうすればいいのかご存じでしょうか。ドラマなどで弁護士の仕事内容に触れることはありますが、「弁護士のなり方」は知らない人が意外と多いかもしれませんね。そこで今回は「弁護士になるにはどうすればいいか」についてご紹介します。

律师作为工作地位高的代名词,经常被列举为憧憬的职业。但是大家知道要成为律师需要怎么做吗?大家可能在电视剧里接触过律师的工作内容,但是不知道成为律师的方法的人却意外地很多。那么这次就介绍一下要成为律师需要怎么做。

弁護士になるには司法試験を受けるべし

弁護士になるには、まずは「司法試験」に合格しないといけません。では、この司法試験を受けるにはどうすればいいのでしょうか。実は司法試験の受験資格を得るには、2つのルートがあるのです。

一つは大学卒業後に「法科大学院」に入学し、卒業すること。もう一つは、中学、高校、大学を卒業後に「司法試験予備試験」を受け合格することです。このどちらかを満たしている場合に、司法試験を受けることができます。

要成为律师需要考司法考试

要成为律师,首先司法考试不合格是不行的。那么,要考这个司法考试需要怎么做呢。实际上要获得司法考试的资格有两条路径。

一个是大学毕业后进入“法科大学院”并毕业。另一个是中学、高中、大学毕业后去考“司法考试预备考试”并合格。这两种满足任意一种就可以参加司法考试。

法科大学院ってどんなところ

「法科大学院」は、弁護士のほか、裁判官や検察官といった法曹に必要な知識を得ることのできる専門職大学院。「ロー・スクール」とも呼ばれています。大学卒業後に法科大学院適性試験および各法科大学院ごとに定められている個別の試験を受け、合格することで入学できます。修業期間は大学で法学を学んでいた場合は2年、それ以外は3年となっており、修了後に司法試験の受験資格と、法務博士の学位を得ることができます。

法科大学院是什么地方

“法科大学院”是除了律师之外还有裁判官、检察官等法律人士获得必要知识的专门职大学院。也被称作“法律学校”。大学毕业后去考法科大学院的适应性考试和各个大学院各自规定的考试,合格就可以入学。至于修习时间,大学学的法学的话是2年,其他情况是3年。修完之后可以获得司法考试的考试资格和法务博士的学位。

司法試験予備試験とは

次は、司法試験の受験資格を得るもう一つのルートである「司法試験予備試験」についてですが、こちらは大学卒業者以外でも受けることができるもの。つまり、大学に行っていない人でも、法曹界への門戸が開かれているということなのです。

試験内容は以下の3つに分かれています。

・短答式試験

・論文式試験

・口述試験

短答式試験は春季、論文式試験は夏季、口述試験は秋季と、異なる日程で行われます。まず短答式の筆記試験を受け、合格した場合に論文式試験へと進み、ここで合格すれば口述試験に進む……という流れ。そして口述試験に合格すれば、法科大学院修了と同等の資格が与えられることになり、司法試験に挑むことができます。

司法考试预备考试是

接下来,是获得司法考试资格的另一条路径“司法考试预备考试”。这个是大学毕业生之外的人也可以参加的。也就是说,对于没有上过大学的人,法律界的大门也是敞开的。

考试内容分为以下3部分。

・短答式考试

・论文式考试

・口述考试

短答式考试春季进行,论文式考试夏季进行,口述考试秋季进行,日程不同。首先考短答式的笔试,合格了就考论文式考试,合格了再接着考口述考试,按这样一个流程进行。然后口试考试合格的话,就等同于修完法科大学院一样的资格,可以挑战司法考试了。

司法試験はどんな内容

法科大学院を卒業、または司法試験予備試験の合格によって受験資格を得たら、いよいよ司法試験です。試験は年1回、4日間にわたって行われます。2017年(平成29年度)は、5月17-21日の4日間です。

気になる試験内容ですが、論文式試験がメインとなっており、全4日中3日間が論文式試験。公法系科目、民事系科目、刑事系科目それぞれの論文式試験を受けることになります。最後の4日目は憲法、民法、刑法の短答式試験となっています。

司法考试是什么内容

法科大学院毕业,或者司法考试预备考试合格了,获得了考试资格,就终于轮到司法考试了。考试每年进行一次,4天时间。2017年(平成29年)是5月17-21日的四天。

至于大家关心的考试内容,论文式考试是主要部分。4天里有3天都是论文考试。公法系科目、民事系科目、刑事系科目各自的论文考试都要考。最后第4天是宪法、民法、刑法的短答式考试。

司法試験に合格した後は?すぐに弁護士になれる

見事に司法試験に合格!といっても、すぐに弁護士として活動できるわけではありません。合格後は、1年間「司法修習生」として研修や実務を行うことになります。いわば訓練期間ですね。1年間の司法修習が終わった後に、「司法修習生考試」という国家試験を受け、これに合格することで、ようやく弁護士資格が得られるのです。「司法試験に合格するだけでは弁護士になれない」というのは、意外と知らない人も多いでしょう。ちなみに司法修習生考試に落ちた場合は、また司法修習生からやり直しとなるのですが、3回不合格になってしまった場合はまた司法試験から受け直しです。

司法考试合格之后马上能成为律师吗

司法考试顺利合格了!即使这样,也不是就能马上作为律师开始活动了。合格之后要作为“司法修习生”进行一年研修和实务。也就是训练期间。1年的司法修习结束之后,参加“司法修习生考试”这个国家考试合格了,才能获得律师资格。“只司法考试合格并不能成为律师”,这一点意外地很多人不知道吧。顺便提一下,司法修习生考试没过的话,又要从司法修习生开始重新做,但是要是3回都不合格就要从司法考试开始重新考。

資格取得後は弁護士・法律事務所へ就職

弁護士資格取得後は、弁護士・法律事務所へ就職するのが一般的です。もちろん、必ず就職できるわけではないので、中には弁護士資格を取得しても就職できないという人もいます。とはいえ、いきなり個人でやるのはさすがに難しいですから、せっかく弁護士資格を持っていても、就職浪人として過ごす人も少なからずいます。

最後に、気になる弁護士の収入ですが、厚生労働省の「賃金構造基本統計調査」に、企業規模別に「弁護士の給与」を調べたデータがあります。ここで公開されている「きまって支給する現金給与額」を12倍したものに「年間賞与その他特別給与額」を含め、おおまかな年収を計算してみました。金額は以下のようになっています。

取得资格以后成为律师・在法律事务所就职

取得律师资格以后,一般是成为律师・在法律事务所就职。当然,不是一定都能就职。所以其中也有取得了律师资格却没能就职的人。虽说如此,马上自己做的话的确很难,所以即便好不容易拿到了律师资格,也有人过着无业的生活。最后,关于大家关心的律师的收入,这里有厚生劳动省的“工资构造基本统计调查”里按企业规模分类的“律师收入”。这里公布的“固定现金收入”的12倍加上“年末奖金和其他收入”,算出了大概的年收。金额如下所示。

企業規模10人以上の会社に勤める弁護士

平均年齢:35.6歳

平均勤続年数:6.6年

平均年収:1,095万3,500円

在企业规模10人以上的公司工作的律师

平均年龄:35.6岁

平均工作年数:6.6年

平均年收:1,095万3,500日元

企業規模10-99人の会社に勤める弁護士

平均年齢:35.5歳

平均勤続年数:6.7年

平均年収:1,107万1,800円

在企业规模10-99人的公司工作的律师

平均年领:35.5岁

平均工作年数:6.7年

平均年收:1,107万1,800日元

企業規模1,000人以上の会社に勤める弁護士

平均年齢:37.9歳

平均勤続年数:3.6年

平均年収:674万1,400円

在企业规模1,000人以上的公司工作的律师

平均年领:37.9岁

平均工作年数:3.6年

平均年收:674万1,400日元

「企業規模10人以上」と「企業規模10-99人」の場合は、1,000万円超えです。1,000人以上の規模の大きな会社に勤めている場合は約674万円と、大きく落ちますが、それでもサラリーマンの平均年収といわれている約400万円を大きく超えていますね。やはり弁護士はお給料の高いお仕事と言えそうです。

企业规模10人以上和企业规模10-99人的情况下超过了1000万日元。在1000人以上的大规模公司工作的话就大约是674万日元,降了很多。但是也大大超过了据说是白领的平均年收400万日元。果然律师可以说是高收入的工作。

弁護士になるにはどうすればいいかをご紹介しましたがいかがでしたか?将来弁護士を目指す方はぜひ参考にしてみてくださいね。

以上介绍了要成为律师需要怎么做,大家觉得怎么样?以将来成为律师为目标的人一定要参考一下。

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