【原作】:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
【朗読】:保志総一朗、諏訪部順一 

王子は他の小惑星をいくつか訪れるが、そこで出会うのは自分の体面を保つことに汲々とする 王、賞賛の言葉しか耳に入らない自惚れ屋、酒を飲むことを恥じ、それを忘れるために酒を飲む飲んべえ、夜空の星の所有権を主張し、その数を勘定することに日々を費やす実業家、一分に一回自転するため、一分ごとにガス灯の点火や消火を行なっている点灯夫といった、どこかへんてこな大人ばかりだった。自分の机を離れたこともないという地理学者の勧めを受けて、王子は地球へと向かう。

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六番目の星は前の星より十倍大きかった。そこには、分厚くて大きな本を書く老紳士がいた。

第六颗行星则要大十倍。上面住着一位老先生,他在写作大部头的书。

王子さまを見かけると、「おや、探検家がやって来た。」と、大声で言った。

“瞧!来了一位探险家。”老先生看到小王子时,叫了起来。

王子さまは机に腰掛け、息をついた。ずいぶん旅をしてきたものだ。

小王子在桌旁坐下,有点气喘吁吁。他跑了多少路啊!

老紳士は地理学者で、海や川や町、山や砂漠がどこにあるかをよく知っていた。しかし、探検家ではないので、ぶらぶら出歩かない。ずっと研究室にいて、探険家が来たら話を書き留め、信用できると分かったら、その発見について調査を始めるのだ。

老先生是地理学家,,他知道哪里有海洋,哪里有江河、城市、山脉、沙漠。但他不是探险家,他一直在研究室里,探险家来了,就把他们的话语记录下来。如果他认为信得过,就做一番调查。”

「遠くから来たなら君も探険家だ。君の星について話してくれ。」

“正好,你是从老远来的么!你是个探察家!你来给我介绍一下你的星球吧!”

「僕の星はあまり面白くありません。とても小さいんです。火山が三つあります。分厚くて大きな本。花も咲いています。」

“啊!我那里,”小王子说道,“没有多大意思,那儿很小。我有三座火山, 两座是活的,一座是熄灭了的。我还有一朵花。”

「我々は花のことは記録しないよ。」

“我们是不记载花卉的。”地理学家说。

「なぜですか。一番綺麗なのに。」

“这是为什么?花是最美丽的东西。”

「花は儚いからだ。」

“因为花卉是短暂的。”

地理の本はあらゆる本の中でもっとも確かな物だ。決して古くなることはない。山はめったに動かないし、海はめったに干上がらない。分厚くて大きな本。

“地理学书籍是所有书中最严肃的书。”地理学家说道,“这类书是从不会过时的。很少会发生一座山变换了位置,很少会出现一个海洋干涸的现象。我们要写永恒的东西。”

「でも、儚いって、どういう意味?」

“但是,‘短暂’是什么意思?”

「すぐに消えてなくなる恐れがある、ということだ。」

“意思就是:有很快就会消失的危险。”

「僕の花もすぐに消えてなくなるかもしれないの?」

“我的花是很快就会消失的吗?”

「もちろんだ。」

“那当然。”

(僕の花は儚い。世界から身を守るために四本の刺しか持っていない。それなのに僕は、花をたった一人きりで残してきてしまった。)

小王子自言自语地说:“我的花是短暂的,而且她只有四根刺来防御外侮!可我还把她独自留在家里!”

この時初めて、王子さまは刺すような後悔の念に襲われた。しかし、気持ちを切り替えて、こう聞いた。

这是他第一次产生了后悔,但他又重新振作起来:

「これから、どこを訪ねたらいいでしょう。」

“您是否能建议我去看些什么?”小王子问道。

「地球という惑星にしなさい。なかなか評判がいいよ。」

“地球这颗行星,”地理学家回答他说,“它的名望很高……”

そこで、王子さまは旅立った、花のことを思いながら。

于是小王子就走了,他一边走一边想着他的花。

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