【原作】:アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
【朗読】:保志総一朗、諏訪部順一 

王子は他の小惑星をいくつか訪れるが、そこで出会うのは自分の体面を保つことに汲々とする 王、賞賛の言葉しか耳に入らない自惚れ屋、酒を飲むことを恥じ、それを忘れるために酒を飲む飲んべえ、夜空の星の所有権を主張し、その数を勘定することに日々を費やす実業家、一分に一回自転するため、一分ごとにガス灯の点火や消火を行なっている点灯夫といった、どこかへんてこな大人ばかりだった。自分の机を離れたこともないという地理学者の勧めを受けて、王子は地球へと向かう。

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五番目の星はとても変わっていた。一番小さな星だった。一本の街灯とそれに明かりを点す点灯人だけでいっぱいだった。

第五颗行星非常奇怪,是这些星星中最小的一颗。行星上刚好能容得下一盏路灯和一个点路灯的人。


無人の星で、街灯と点灯人が何の役に立つのか分からなかったけれど、それでも王子さまは点灯人の仕事には意味があると考えた。
(あの人が明かりを点すと、星や花がもう一つ生まれ出るみたいだ。とても素敵な仕事だ。それはつまり、役に立つ仕事ということだ。)

小王子怎么也解释不通:这个坐落在天空某一角落,既没有房屋又没有居民的行星上,要一盏路灯和一个点灯的人做什么用。但他自己猜想:“他的工作还有点意义。当他点着了他的路灯时,就象他增添了一颗星星,或是一朵花。这差事真美妙,就是真正有用的了。”

しかし、点灯人は赤いチェックのハンカチで額を拭い、こう言った。

但点灯的人拿一块有红方格子的手绢擦着额头,说道:

「酷い仕事さ。しかもどんどん酷くなっている。」

“我干的是一种可怕的职业。而且越来越可怕…”

点灯人は朝になると街灯を消して、夜には点す指示を受けていた。しかし、星の自転が年々速くなっていったのに、指示は変わらない。今では、この星は一分で一回回るから、休む暇もなくなった。一分ごとに街灯を点したり消したりしているのだ。

点灯的人接到了早上熄灯,晚上点灯的指示。这颗行星一年比一年转得更快,而命令却没有改。结果现在每分钟转一圈,连一秒钟的休息时间都没有了。每分钟就要点一次灯,熄一次灯。

「面白いね。この星は一日が一分なんだ。」

“真有趣,你这里每天只有一分钟长?”

「面白いもんか。俺たちが話し始めて、もう一ヶ月経つんだぞ。」

“一点趣味也没有,”点灯的说,“我们俩在一块说话就已经有一个月的时间了。”

「一ヶ月?」

“一个月?”

「そうだ。三十分。つまり、三十日だ。」

“对。三十分钟。三十天!”

王子さまは、こんなにも指示に忠実な点灯人が好きになった。そして、旅を続けながら考えた。

小王子喜欢这个点灯人如此忠守命令,他继续往前旅行的途中,边想着:

(あの人は、他の大人たちには軽蔑されるかもしれないけど、僕にはただ一人まともに見えた大人だったな。きっと、自分以外の物を世話しているからだろうな。友達になれそうだけど、あの小さな星に二人は住めないし。

“这个人会被其他那些人所瞧不起。可是唯有他不使我感到荒唐可笑。一定是因为他所关心的是别的事,本来这是我唯一可以和他交成朋友的人。可是他的星球确实太小了,住不 下两个人……”

王子さまは認めたがらないが、残念がっている理由は他にあった。あの星は、二十四時間に、千四百四十回の夕日に恵まれているのだ。

小王子没有勇气承认的是:他留恋这颗令人赞美的星星,特别是因为在那里每二十四小时就有一千四百四十次日落!

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