中国人
こんにちは

日本人
こんにちは、

中国人
今日のお昼、チームメンバーの皆に日本語のトレーニングをしました

日本人
林さん、夏さんにですか?

中国人
……に……が(数量詞)ある(いる) という文型を説明しました

日本人
はい。

中国人
ところで、「広場に500人がいます」という文章は正しいですか
どうも不自然な感じがしますが

日本人
「が」は不要ですね。

中国人
私もそう思いますけど

日本人
確かに、難しいですね。

中国人
でも、どうして不要ですか

日本人
そうですね。

中国人
「教室にいすが二つあります」とか、机の上に本が5冊あるとか

日本人
おそらくこの場合、「500人」というのは、主語ではないと思います。

この文章の場合、「広場に人が500人います」
という文章が元にあって、

中国人
「広場に人が500人います」は正しいですか

日本人
それは正しいです。
でも「500人」という数詞があるので、
「人が」という言葉は必要ない、ということになると思います。
「いすが二つ」という場合、
「二つ」という数詞は、椅子を特定するには不十分なので、
「椅子が」という主語が必要になるのだと思います。
たとえば、「広場に若者が500人います」という表現の場合、
「~人」という数詞だけでは、「若者」を特定するには不十分なので、
「若者が」というのが必要になりますね。

中国人
そうですか,だんだん分かってくるような気がします

日本人
難しいですよね。

中国人
はい、本当に難しいです
ありがとうございます

日本人
私も、今考えながら書いていて、ああ、こういうことなのか、ということに気づいたところです。
劉さん、日本語学の専門家になれますよ。

中国人
これからもよろしくお願いいたします

日本人
いえいえ。こちらも良い勉強になっています。