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「基本的に感性は信用しない」という。新しい恋や、刺激的な体験によって内面から音楽がわき上がるのならば、逆にいうと、そういうものがない限り新しい音楽はつくれないことになる。

“基本上不相信感性”。如果说要经历新的恋情和刺激,身体内才能涌现音符的话,反过来说,如果没这些经历,就创作不出新的音乐来。

「感性に頼って曲をつくるところには、自分に対する課題がないんですよ。自分をどうやって高めていくかを考えていない。音楽っていうのは、96%まで技術です。やりたいものがあってもそれをかたちにするには徹底した技術力が必要です。それは日々の努力で確実に身につく。技術を背景に、頭のなかで分析して作る。ギリギリまで理論で押し通し、最後の最後、曲が曲として完成するときには、“1+1=2”にならない部分が出てくるんです。だから、芸術なんですよね。そのときに“これしかない”と思えるものに出会って曲は完成するわけです。最後に出てくる要素がなんなのかがわかったら、ものすごく楽なんですけど、これは一生わからない(笑)。追究していくしかないんですよね」

“对于依靠感性来创作音乐这点,对我来说并非问题。我并没有思考要如何来提高自己。音乐这种东西96%都是技巧性的,即使有想创作的东西,可要实际写出来成形还是需要老练的技巧。这会在日复一日的努力当中学会。在技巧的前提下,再来分析脑中的想法来创作。生搬硬套理论,到最后的最后,为了完成而完成,这样的曲子,可能不会出现‘1+1=2’的结果。所以才说是艺术呢。时候对了就会想到‘就这个了’,然后来完成曲子。只要明白最后出现的要素是什么,那固然相当轻松,可一辈子都搞不明白(笑)。那只有一追到底了”

最近上梓された対談本『耳で考える』に、「若いうちから理論でがんじがらめになってのたうち回るくせをつけろ」という一文があった。ときに理論は、自分の理想と違う方向の音を強要することがあるらしい。そこで葛藤が生まれる。

最近付梓的谈话录《用耳朵思考》中,有这样一句话:“趁着年轻养成受条条款款束缚而痛苦挣扎的习惯吧”。有时理论会表现出与自己的理想相违背的信息。这就会产生纠葛了。

20代へのメッセージをもらった。「20代ってとくに“自分が特別だ”“社会のシステムの中に自分を置きたくない”って絶えず考えてますよね。僕は今でも、曲を作るときには葛藤します。単純な意味での自由なんて、どこまでいってもないんですよ。だから、そのことを早い段階で自覚した方がいい。そのうえで会社を利用し、たくましく自分なりの人生を組み立てていく方がいいと思うんです」

还有给80后的信息。“说起80后,他们总是认为‘自己是特别的’‘不想置身于社会体系当中’吧。我到现在作曲时还会纠结。真正意义上的自由哪儿都不存在。所以,越早意识到这一点越好。在此基础上来利用社会机能,活出充实和个性的自己,我认为这样更好”

ただそれには自分を強く信じる必要がある。そしてそのためには、乗り越えるべき壁のような存在に、早いうちに出会っておくこと。

不过,要做到这点就得充分相信自己。为此,最好能早点遇到必须跨越的障碍。

「その壁へのアンチテーゼから、人は自分の生き方を探し始めるわけだから。本来なら、父親がたぶん人生の一番最初の壁だったはずなんだが…何せ今、親が弱くなっちゃったから。乗り越えるべき壁ではない。お友だち感覚でしょ。会社も同様ですよね。上司もみんなお友だち状態でね(笑)」

“从该障碍的对立面出发,人们会开始搜寻自己的生活方式。原本父亲应该是人生里最开始的障碍……不过现今父母比较弱势了,也不是什么无法跨越的障碍了,就是朋友的感觉吧。公司也是一样呢,上司也全都跟朋友似的(笑)”

日本の若者は、社会に対する怒りがないという。フランスではすぐにデモが起こる。若者が騒ぐのだが…。

据说日本的年轻人对社会没有愤怒。法国的话马上就游行抗议,闹起来了……

「目的が見つからないし、みんな頭がよくなって、先のことがわかってるのかな。大学を出るころに55歳まで見えちゃってるのかもしれない(笑)」

“没有目标,大家是否脑子太聪明了不用思考将来的事情啊?说不定大学毕业的时候就预见到55岁的事情了(笑)”

久石 譲は、30年越しの夢のアルバムを完成させた。若かりし日には思いもよらなかったことだ。そしてコンサートで満面の笑み。

久石让完成了超过30年的梦想的专辑。这是他年轻时想都不敢想的事。他在演奏会上笑容满面。

「音楽をしているときは一番楽しい。ただオーケストラには、自分や各パートの動揺は瞬時に伝わります。100人いるから、アクシデントや間違いは起きる。でも曲はその時点で終わりじゃない。瞬間瞬間が過去になるんです。“心配しないでいいよ、まだ先があるぜ”ってカラダで表現して、最後まで行かなきゃなんない。それと観客の反応。僕にはホールのテンションを最高ものにする役割もある。その日はオケを初めて聴く人がどのぐらいの割合なのか、どうすればあまり固くならずに聴いてもらうことができるかを瞬時に判断しながらやっていくんですよ。すごく燃えていながらも、これ以上ないほどクール。舞台での2時間半のあいだ、起こることにはすべて責任をとるつもりで振っています」

“演奏音乐的时候最快乐。不过在管弦乐队里,自己或各部分的动摇会瞬间传达出来。因为有多达100人,无疑会有意外和错误。可曲子不会因此而结束。失败的瞬间会成为过去。通过身体的动作来表达‘不用担心,曲子还没完呢’,一定要坚持到最后。接着就看听众的反应。我还有责任把演奏厅的气氛烘托到最高。当天有多少人是第一次听管弦乐,要怎样才能让这些人听着不会觉得那么僵硬呢,这些都要在瞬间判断并演奏。即使热情如火,也要保持冷静。在舞台上的2个半小时期间,要意识到自己对发生的事情承担所有责任”

最高のカタルシス。でも冷徹にオノレを見つめる目はあるのである。

这真是最好的精神陶冶。不过也有冷静注视着自己的人。


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