2018年就活 東大・京大生に人気の企業100社全部見せます

2018年求职 最受东大·京大学生欢迎的100家企业大公开

19年春卒業予定の学生を対象にした今回の調査で、東大・京大の就活生に最も人気が高かったのはマッキンゼー・アンド・カンパニー。世界を代表するコンサルティングファームだ。

在本次以19年春季毕业的准应届生为对象的调查中,最受东大·京大求职学生欢迎的是世界级咨询公司——麦肯锡。

近年、東大や京大の学生の間では外資系コンサルタントへの就職人気が高まっている。今回のランキングでも上位には、マッキンゼーのほかにもボストン コンサルティング グループ(BCG)やアクセンチュア、ベイン・アンド・カンパニー、A.T.カーニーなどが名を連ねる。

近年来,外资咨询企业在东大和京大学生中越来越有人气。在本次排行榜上名列前茅的,除了麦肯锡,波士顿咨询公司(BCG)、贝恩公司、科尼尔咨询公司等也是榜上有名。

ワンキャリアの執行役員兼メディア責任者の北野唯我氏は、就活生やインターン生へのヒアリングなどから就活生の動向を次のように解説する。

One career的执行董事兼媒体负责人北野唯我先生,通过对求职学生和实习生的访谈调查,对他们的动向进行了如下解释。

「近年、かつては安泰とされた日本の大手企業の不祥事が続々と発覚しています。会社や世の中がどう変化していくかわからない不安から、いずれは転職することを考える学生も増えている。そのため、就職先にスキルアップや企業のネームバリューを求める傾向も強くなっています」

“过去十分安稳的日本大企业近年来陆续爆发丑闻。越来越多的学生因无法预测企业与社会的未来动向而感到不安、并开始设想自己将来早晚得跳槽。所以,在求职活动中他们开始越发追求在就职企业中的能力提升与企业知名度。”

さらに外資系コンサルティング企業が人気の理由をこう話す。「日系の大手企業に比べて、短期間でスキルアップできる外資系のコンサルティング企業に注目する学生が増えています。また、コンサルタントは、仕事を通じて幅広い業種の人と接することができ、他業界の仕事を覗き見することができる。仕事をしながら多くの業界・業種の情報を集め、転職する際の参考にしようという側面もあるようです」。

至于外资咨询企业为何如此受欢迎,(北野先生)是这样解释的:“比起日系大企业,越来越多的学生更愿意关注那些能够在短期内获得能力提升的外资系咨询企业。此外,咨询人员能够通过工作接触到各种行业的人、一窥其他行业的状况。所以也有学生认为一边工作一边收集各类行业的信息,这些信息能够在将来转行时为自己提供参考。”

外資系コンサルタントは、東大、京大のみならず早稲田、慶應、GMARCH層(学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)からも幅広く人気を集める。「ただし、学生の間ではマッキンゼーやBCGは『東大・京大など最上位大学』の学生が選考を受けるレベルの高い企業、と認識されている。一方で、アクセンチュアや野村総合研究所は、幅広い大学の学生が志望します。コンサル業界自体がインターンも含めて採用時期が早いことから商社や金融、メーカー志望層も受けるうえ、マッキンゼーやBCGに比べて採用の枠が多いことも人気の理由の1つになっています」(北野氏)。

外资咨询公司不仅是东大、京大,在早稻田、庆应、GMARCH(学习院、明治、青山学院、立教、中央、法政)的学生中都很受欢迎。“但学生之间广泛认为麦肯锡、BCG都是‘东大·京大等顶级大学’的学生才去参加选拔的高级企业。另一方面,不同层面的大学生都有意向进入埃森哲、野村综合研究所就职。咨询行业无论是全职还是实习,录用时间都较早,所以就算失败也能再去商社、金融行业和制造企业面试,而且这两家比麦肯锡和BCG录用的人数要多,也是比较有人气的原因之一。”(北野)

日系では商社が人気だが「いずれ転職」

日系商社虽受欢迎但“迟早会跳槽”

ランキングでは外資系コンサルティング企業に加え、P&Gジャパンが9位、ユニリーバ・ジャパンが27位と外資系メーカーの人気の高さも目をひく。マーケティングやロジカルシンキング文化で有名なP&Gは、企業方針に「リーダーシップ」「オーナーシップ」「勝利への情熱」を掲げ、若手にも裁量権を持たせるなどして自己成長の機会を与えている。こうした社風も東大・京大生には魅力に映っているのだろう。

排行榜上除了外资咨询企业,像第9名P&G日本、第27名联合利华·日本等这样的外资制造商的人气也值得关注。以市场营销和逻辑思维文化闻名的P&G,把“领导才能”、“主人翁精神”、“积极求胜”作为企业方针,通过让年轻职员掌握裁量权等手段给予职员自我成长的机会。这样的企业文化在东大·京大的学生眼中相信也是很有吸引力的。

日系企業のなかで人気が高いのは商社だ。特に五大商社(三菱商事・三井物産・伊藤忠商事・住友商事・丸紅)への人気は今も健在。「商社人気の背景には『学生のグローバル思考』『高い給料水準』があります」(北野氏)。近年、三菱商事は採用ランキングで圧倒的な人気を誇り、五大商社のなかでは常に1位をキープしている。ここ2~3年で変化があったのは、伊藤忠商事が三井物産を大きく引き離し、業界2番手として認識されるようになってきたことだ。「好調な業績と、それにともなう高いボーナスが、学生には魅力に映っています」(北野氏)。

在日系企业中,商社是最具人气的。尤其是五大商社(三菱商事·三井物产·伊藤忠商事·住友商事·丸红),它们的人气依然健在。“商社的人气是基于‘学生的全球化思维’与‘高工资标准’这两点产生的。”近年来,三菱商事凭借压倒性的人气,在录用排行榜中稳居五大商社之首。在这两、三年中有所变化的,就要数伊藤忠商事远超三井物产,开始坐稳业界第二把手的位置。“稳增的业绩以及随之而来的高额奖励,对学生来说是很有魅力的。”(北野)

ただし、その序列は関東と関西とでは異なることもあるという。住友商事のある若手社員は、こう明かす。「住友商事はもともと大阪で創業した会社のため、関西では五大商社のなかでも特に信頼感がある。住友商事に入社すると、家族や親戚に伝えたときには大変喜ばれました」。

但是,这个顺序在关东和关西是不一样的。一名住友商事的年轻职员告诉我们:“住友商事原本是在大阪创立的,所以在关西地区相对于其他四大商社更受人信任。当我把自己入职住友商事的消息告诉家人和亲戚时,他们都非常高兴。”

注目すべきは、学生が日系の大手企業を志望する理由が、一昔前とは変化していることだ。親世代なら、大手企業に入れば老後まで安心と考えていたはず。しかし、近年は定年まで働くつもりで入社する学生と、2~3年で転職や独立することを前提にしている学生とに二極化しているのである。しかも後者のほうが増えてきており「大手企業に入るのは、次にステップを踏むためのファーストキャリアとして捉えているか、あるいは、特にやりたいことが現時点では見つかっていないので、可能性を最大化するため、と考えているようです」(北野氏)という。

值得关注的是,学生志愿进入日系大企业的原因,与从前已经有所变化了。上一代人认为进入大企业就能一直安心工作到退休。然而近年开始呈两极化趋势发展。有些学生准备入职之后就一直工作到退休,也有些学生打算做两、三年后就跳槽或独立,且持后者想法的人越来越多。“他们要不就是把大企业当作是进入下一人生阶段的垫脚石,要不就是暂时没有想做的事情,先把自己的可能性最大化。”(北野)

面接質問「日本にサッカーボールは何個あるか?」

面试问题“日本有多少足球?”

もう1つの変化が、16年から17年にかけての、“働きやすさ”や“ホワイト企業”への意識の高まりだ。その端緒になったのは15年に起きた電通の若手社員過労死事件。ランキングでも広告業界の人気は急落。16年のランキングでは電通が14位、博報堂DYグループが22位に位置したが、17年は電通が39位、博報堂が38位へと転落している。ある大学院生は「政府による“働き方改革”の動きもあり、世の中の動きがわかっている学生は、一昔前に流行したコピーの『24時間戦えますか』なんていうマインドはもう持っていない。男性も、付き合っている彼女や婚約相手に頼まれてワーク・ライフ・バランスの取り方を考えるようになってきている」と話している。

另一大变化,便是从16年到17年,求职者对“轻松的工作环境”和“安心企业”的看重程度有所提高,而引起这一变化的是15年发生的电通年轻职员过劳死事件。排行榜上广告行业的排名也急剧下降。在16年的排行榜上,电通是第14名、博报堂DY集团是第22名,但到了17年,则分别掉落到第39名和第38名。某位研究生说:“政府正进行‘劳动方式改革’,了解社会变化的学生们已经不再有像从前的流行标语‘你能战斗24小时吗’的那种精神了。男性也听取女朋友或未婚妻的意见,开始思考工作与生活之间的平衡了。”

加えて、北野氏はベンチャー企業の今後の可能性についても言及する。「成長途中のベンチャー企業に身を置くことが、後々大きな価値となることもあります。たとえば、かつてヤフーが企業として飛躍を遂げた1997~99年当時に働いていた人というのは、ベンチャーの成長と成功のノウハウを知っている人間として、現在の転職市場でも引く手あまたです」。終身雇用神話が崩壊しつつある今、学生に人気の企業も、親世代とは大きく変化してきているのだ。

此外,北野先生还提到创业公司未来的可能性。“加入成长中的创业企业,会对将来产生很大的价值。比如在雅虎获得飞速发展的1997-1999年间的雅虎员工,作为熟知创业公司成功秘诀的人才,在现今的跳槽市场很是抢手。”终身雇用的神话正逐渐崩坏,如今受学生青睐的企业已经与上一年代有着翻天覆地的变化。

学生が志望する企業が変遷してきているのと同時に、選考方法にも新しい手法が取り入れられつつある。大手商社や日系の大手企業から複数内定をもらった男子学生によれば、エントリーシートでふるいにかけられることはほとんどないという。その背景には、ノウハウ本が増えてエントリーシートの書き方が画一化し、差がつかなくなってきていることが挙げられる。その代わりに、面接の比重が高まっている。そこで、面接手法に、2つの新しい方法が登場した。

在学生的志愿企业变化的同时,企业的选拔方法也是日新月异。据一名从大型商社和日系大企业中获得多个内定的男学生说,应聘申请阶段基本不会有人被淘汰。其原因之一是市面上的求职教程书越来越多,应聘申请表填写得越来越模板化,难以分辨出申请者之间差异。这也导致面试对最终结果的影响越来越大。在这样的情况下,两种新的面试方法登场了。

1つが外資系コンサルタントや外資系金融で用いられる「フェルミ推定」だ。これは、「日本にサッカーボールは何個あるか?」「東京で消費されるペットボトルは1日何本か?」など、限られた知識から、いかに論理立てて結論を導き出せるかが問われる。

一种是外资咨询企业或外资金融公司常用的“费米推定”。像“日本有多少个足球?”“东京1天要消费多少个塑料瓶”这样的问题,考验应聘者能否运用有限的知识,通过理论推导出答案。

もう1つが「ケース面接」。ベンチャー企業やコンサルティング業界・投資銀行で用いられる場合が多く、「日本への観光客を10年で2倍にするには?」など、こちらも明確な答えのない問いが出される。フェルミ推定と同様に論理的思考力と、自分の思考の過程を説明するプレゼン能力が問われる内容だ。

另一种是“案例面试”。多为创业公司和咨询行业·投资银行使用,通常会出一些像“怎样才能使日本的游客在十年之内翻一倍?”这样连企业也没有明确答案的问题。与费米推定一样,考验应聘者理性思考与解释其思考过程的表达能力。

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